Automation Account(Start/Stop VMs during off-hours)を使用したAzure仮想マシン自動起動・停止設定

Automation Account 関連アイテム

     

                

                 

           

                             

                                               

全体の流れ

Step1:Log Analytics ワークスペース作成
Step2:Automation Account作成

Step3:実行アカウント作成

Step4:Start/Stop VMs during off-hours作成

Step5:Log Analytics ワークスペースとの紐づき(ソリューションの追加)
Step6:スケジュール設定

 

Log Analytics ワークスペース作成

Azureポータルトップページより「Log Analytics ワークスペース」で検索、「作成」を押す

 

①プロジェクトの詳細で「サブスクリプション」、「リソースグループ」を選択する

インスタンスの詳細で「名前」を入力し、「地域」を選択する

③「確認および作成」を押す

  必要に応じて、タグを設定する場合「次へ」を押す(後でも設定可能)

 

「検証に成功しました」画面が表示されると、「作成」を押して、Log Analytics ワークスペース作成を終了する

 

Automation Account作成

justin-qu.hatenablog.com

「Automation Account作成」を参考下さい。

 

実行アカウント作成

上記記事の「実行アカウント作成」を参考下さい。

 

Start/Stop VMs during off-hours作成

リソースグループから、対象のAutomation Accountを開き、左側の関連リソース > 「VMの開始/停止」-「詳細を表示して、ソリューションを有効にします」を選択

 

「作成」を押す

 

Log Analytics ワークスペースとの紐づき

(ソリューションの追加)

「*ワークスペース」を押す

 

事前作成の対象Log Analytics ワークスペースを選択する

「*Automationアカウント」を押す

 

事前作成のAutomation Accountを選択する

「*パラメータを構成します」を押す

 

①Target ResourceGroup Namesに対象VMを格納したリソースグループ名を入力する。
対象リソースグループ配下、複数VMが存在する場合、VM Exclude Listで除外対象VM 名を入力する。1台のみ格納の場合や、除外対象がなければ既定値のままにする。
②起動、停止する時間を設定する(後でも変更可能)。

③メール通知する場合は、Receive Email Notifications (string)を既定値「Yes」のまま、送信先のメールアドレスを入力する。

メール通知をしない場合は、Receive Email Notifications (string)を「NO」に設定する。

「OK」を押して設定を完了する


「OK」を押して、Start/Stop VMs during off-hoursソリューション追加作業を終了する

 

設定を完了すると、メール通知で入力された宛先に通知メールが送信される

 

スケジュール設定

対象のリソースグループから、Step2で新規作成のauto-<リソースグループ名>を開き、左側の共有リソース > スケジュールを選択。配下「Scheduled-StartVM」「Scheduled-StopVM」はStep5の設定により生成されたスケジュールとなる

※既定のタイムゾーンの設定はCoordinated Universal Timeとなる

 

「Scheduled-StartVM」を選択する

開始時、タイムゾーン、繰り返し及び間隔、曜日を設定する

 

Scheduled-StopVMを選択する

開始時、タイムゾーン、繰り返し及び間隔、曜日を設定する

 

動作確認してみましょう!

スケジュール設定の通り、定刻になればVMの起動、停止が行われを確認する

起動・停止動作されない場合、対象のリソースグループから、Step2で新規作成のauto-<リソースグループ名>を開き、左側の共有プロセスオートメーション > ジョブから対象Runbookの実行ステータスを確認できる

 

さらに、対象Runbookを選択し「エラー」「警告」また「すべてのログ」からエラー原因を特定できる

 

メール通知

メール通知は、VM起動・停止後5~15分間以内送信される。

Scheduled-StartVM

Scheduled-StopVM

 

※Start/Stop VMs during off-hours ソリューションの通知で、事前にユーザーへシャットダウンを通知することができない。シャットダウンの事前通知を行わる場合、別記事の「Azure VMの定刻自動シャットダウンをメールで通知する」を参考下さい。

https://justin-qu.hatenablog.com/entry/2022/06/12/010619

 

以上、Automation Account(Start/Stop VMs during off-hours)を使用したAzure仮想マシン自動起動・停止設定方法をご紹介いたします。従量制課金の節約に大変助かる機能でした。